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移転しました!


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※おしらせ※





長い間放置してしまいました(汗

このたび、アメブロの更新が困難になったため、

移転することになりました!

とゆうより、移転することにしました!

このサイトの小説はこのまま残しておくつもりです。

そして移転先に名前変換機能を使用しての編集をさせてもらうつもりです。



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いままでありがとございました!

幼馴染みの憂鬱。五時間目

おひさしぶりです!!
幼馴染みの憂鬱。四時間目の続編です!
ご覧になる前に[幼馴染みの憂鬱。一時間目・幼馴染みの憂鬱。二時間目・幼馴染みの憂鬱。三時間目・幼馴染みの憂鬱。四時間目]をご覧頂いて諸注意をご理解頂いた上でお願いします。
ご理解頂いた方のみどうぞ。。。














「落ち着け」
背中をさすってやるけどなかなか落ち着かない。
肩を上下させて俺にしっかり掴まってる。
「トシっ…とまらないよォ…」
次から次に涙が頬を伝う。
留めてやりたいけど、俺には何もできない。
「玲…」
ぎゅっと抱き締めてやると少し落ち着いた。
玲はふいに自分では制御出来ないくらいに泣く。
昔、一日中泣いたこともある。
俺にすがりついて泣いてた。
病気とかではない、何故か泣き出すのだ。
「…トシっ…トシィ……」
俺の名前を呼び続けるから、悲しくなる。
何にも出来ない、泣いてる玲を泣き止ましてやりたいのに出来ないもどかしさ。
「大丈夫…俺は傍にいるから…ずっといるから安心しろ」
そう言うと俺を見てへなっと笑った。
だから俺も笑うと途端に玲から力が抜けた。
「玲っ…?」
慌てて玲の体を揺らすと寝息が聞こえてきた。
仕方ないな とベッドに運んで髪を撫でた。
寝ている間に家を片付けよう、と後ろ髪引かれる思いで部屋を出た。








久し振りに掃除機を使って掃除していたら、泣き声が聞こえた。
急いで部屋に駆け寄ると玲が泣いてた。
「トシっ…!」
ベッドから飛び降りて俺に抱きついてきた。
それに驚きながらも優しく抱き締めた。
「どした?」
「どっか…行っちゃったのかと……っ…思った…っ…」
泣き腫らした目が痛々しい。
頭を撫でて涙を拭いてやると俺を見た。
「トシ…」
不謹慎ながら潤んだ瞳がヤバいっ…。
だがその目はどこに行っていたのかと問ていた。
「掃除してた、寂しかったのか?」
ちゃかすつもりで聞いたのにコクリと頷かれた。
「起きて居なかったから…怖かった…」
甘えるような仕草、あの症状が出るとこうなる。
俺だけの特権の一つ。
他の奴らには見せない玲、俺だけが…俺だけが見てる玲。
そう思うだけですげぇ愛しい。
「ごめんな…」
「フフッ…来てくれたからいいの」
胸板に擦り寄るからぽんぽんと頭を撫でた。
「お腹空いた」
「まず目を冷やさねぇと、なぁ?」
「うん」
手を繋いでリビングへ行く。


冷凍庫から氷を取り出し袋に水と一緒入れて玲に渡した。
大人しく冷やしてるから頭を撫でた。
「何食いたい?作ってやる」
「ん~…卵かけご飯」
「舐めてんだろ」
ガシガシと撫でると楽しそうに笑った。
「じゃあチャーハン!」
「おう、大人しく冷やしてろよ」
「うん」
台所に立ち材料を切っていく。
久し振りに料理した。
昔、玲が俺に教えてくれたメニュー。
下手くそなのにすっげぇ旨そうに食ってくれた。
そん時の顔は忘れられないくらい、俺の心を満たしてくれた。






今回もめちゃくちゃだったけど、玲は笑ってくれた。
「美味しい!」
やっぱりすっげぇ嬉しそうに食ってくれた。
「明日学校行くんか?」
「うん、一緒に行こうね」
「あぁ」
カップルみたいな錯覚に嬉しくなった。
「お弁当の材料あるかなぁ?」
「帰るか?」
「あ、違う違う。トシんちにあるかなって」

 ・ ・ ・ ・ ・ 。

ん?それはつまり…。
「今日泊まっちゃダメ?お母さん帰って来ないんだ…」
俺の様子を見るような仕草がまた可愛い…。
それに見とれて頭がフリーズした。
「トシ?」
「ぇ!?」
コクンと首を横に傾げた姿にグッときて机に足をぶつけた。
「ってぇ…」
「大丈夫?」
心配そうな顔すら俺はヤバい。
「へっ平気平気…」
「ホント?」
「あぁ…」
「ナデナデしようか?」
「なっ…!?」
多分というか絶対俺の顔は真っ赤だろうな。
本気で頭がフリーズして体が動かない。
それなのに玲は席を立って俺に近付いてきた。
「痛いの?」
心配そうに眉をひそめた表情が俺の目に映し出された。
「だっだだだ大丈夫…」
噛みまくったが平然を装い頭を撫でてやった。
「よかった!」
そう言うと俺の服をぎゅっと握りしめた。
「?」
「お泊まりダメ?」
「ダメな訳ないだろ?」
そしたら嬉しそうに抱きつかれた。
「ホラ、飯食っちまえよ」
「はーい!」









「トシ空いたよ~?」
「あぁ」
玲が風呂から上がった。
直視しないようにしたのに抱きつかれた。
「どどどうしたんだよ!?」
「一緒に寝ようね」
微笑まれたから何も出来ない。
恐る恐る背中に腕を回したら、ぎゅっと抱き締められた。
「早く帰ってきてね!寂しいからっ…」
俯いた顔が可愛くて頭を撫でた。
「あぁ…」
上目遣いに見られてまたドキリとした。
だめだ、このまま玲を見てたら俺の我慢の限界だ。






あまり長い目に入らないようにして上がったら玲は膝を抱えてベッドの上にちょこんと座っていた。
「玲」
名前を呼んだだけでパァ~…と明るい表情になった。
テトテト…と俺の元に歩いてきて抱きつかれた。
「おかえり!」
「ただいま」
背中に腕を回して抱き締めてやった。
嬉しそうに笑って懐いてくるから頭をポンポンと撫でてやった。
「寝よう?」
…分かってる。
布団に入って、スヤスヤ寝ようって意味だとは。
俺遊びすぎたか?
女で遊びすぎたのか?
「あぁ」
ちょっと元気良く言い過ぎた気がする。
が、仕方ないだろ!?
今日はなんか何時もより甘えた何だからよ!?
もうすんげーかわいんだぜ?
やべーべ?まじで。
自分と葛藤しながら布団に入り電気を消した。
「トシィっ…」
「あいよ」
左腕を伸ばしたら上に頭を置いてきた。
「トシ」
スリスリと胸板に擦り寄ってくる、猫みたいでかわいい。
「おやすみ!」
「あぁ、おやすみ」
頭を撫でてやると嬉しそうに笑ってた。
しばらくすると規則正しい寝息が聞こえ、それを聞きながら俺も微睡みの中に意識をとばした。








「ん~…」
目を開けると隣にいた愛しい人は居なかった。
「学校…行かねぇと」
昨日約束したことを思い出し、朝に弱い頭を無理やり覚醒させた。
ノシノシとリビングに続く廊下を歩いていた。
欠伸をしながら頭を掻く、まるでおっさんだな、俺。
リビングのドアを開けると制服を着た玲がいた。
「おはよ、トシ」
朝食を並べているみたいだ。
席に着いて「おはよう」と俺もあいさつを返した。
グレーのスウェットを腕捲りして玲を眺める。
新婚気分…だな…。
エプロンが家にないのが残念で仕方ない。
「はい、どうぞ」
「ん…いただきます」
幸せ気分いっぱいで食べた朝飯はいままでで一番旨かった。
俺も学ランに腕を通して玲と玄関を出た。






鍵をしっかり閉め、どさくさに紛れて玲の手を握る。
すると握り替えしてくれて胸が暖かくなった。
「トシ」
上機嫌な声に耳を傾ける。
「トシは誰が好き?」
キュッと手に力が入れられたが気にせず笑う俺。
「玲が好き、玲は?」
またはぐらかされるとは思いつつ聞いてみる。
「………トシ…かもしれない…」
一瞬…いや、完全に俺の動きが止まった。







ヲタク日誌、






















今日はトッシーのお誕生日。
土方さんがトッシーに変わってから一週間経ってる。
戻る気配はなしで、今日もまた部屋に籠もりっぱなし。
「土方さん、補佐の佑汰です」
誰だ男みたいな名前だとか思った奴。
仕方ないだろ、親がつけたのだから。
「……土方さん?」
部屋の前で呼んでも無反応。
まだ寝てるあるいは集中しすぎて聞こえてない。
もしくは…、
「とっ…トッシー?」
[バン!]
名前を呼んだとたん勢いよくトッシーが出て来た。
「佑たん!」
瞳を輝かせて抱きつかれた。
いつもなんだよ、絶対抱きつかれるんだよ。
懐かれちゃったんだよ。
「佑たんっ、おはよ~!」
「おはようございます、一旦離れてください」
押しのけでも犬みたいに寄ってくる。
「トッシーって呼んだ!やったぁ!」
何がそんなにうれしいのかピョンピョン跳ね回る。
「佑たん!佑たん!」
「何ですか?」
両手を握られて、手の暖かさに少し驚く。
「おでかけしよっ!」
「はぁ…無理です。局長の許可が必要ですから」
「じゃあ今日一緒にいて?」
「私は仕事がありますから…」
無理です、と続くはずの言葉は泣きそうなトッシーを見て止まる。
「ダメぇ…?」
「うっ…」
屈んで下から私を見つめる。
「一緒にいたいなぁ…一人は…寂しいなぁ…?」
首を傾げて顔が近付いてきた。
「佑汰…俺はお前といたい」
一瞬副長に戻って口説かれた。
酷い、私が好きなのをしってるから、そうやって私で遊ぶんだ。
「嫌です」
「なっ何でぇ~…?」
またうりゅと瞳を潤ませて聞いてくる。
嫌、仕返しだし。
「仕事があるから無理です」
「僕もついて行くでござるぅ!」
「そんなに斬り殺されたいんですか。そんなに死を急ぐ事はありませんよ、いつか私が斬りますから」
笑顔で言うと顔を赤くして抱きついてきた。
何なんだよ、もう何なんだよコイツ。
「かわいい~!佑たんかわいい!」
頭を撫でられて、強く抱きつかれてもうわけわかんね。
「佑たぁ~ん!」
頬擦りまでしだしてまじわけわかんね~。
「仕事なんで行ってもいいですか?」
「やっ…!」
何これ、私抱き枕じゃねーしなんなんだよもぉ~!
「アニメ二本見てくれたらいいよぉ?」
企むような顔が似合うのは副長だけだよ、トッシーには似合わないよ。
てか二本って一時間…。
まじでか。
あんな可愛い女の子永久にみたくねーし。
「女の子ものやだ」
でも見ないと離してくれないよね~。
「大丈夫!今回はバッチリ戦闘ものでござるよ!」
ニッパリと笑われても困る。
逃げようと構えたら腕を引かれて部屋に引き入れられてしまった。







『たぁ!』
『はぁ!』
今見てるのは明らかに女の子。
確かに戦闘だよ?
でも女の子じゃん。
変身してんじゃん。
「うぅ~!」
隣ではトッシーが目をキラキラさせてる。
嘘うかれたー!
女の子じゃないって言ったじゃん!?
「嘘つき…」
嘘つき嫌い。
トッシーまで嘘つく。
ヤダヤダヤダ。
嘘つく人嫌い。
「佑たん?」
いつもなら私なんてお構いなしのトッシーなのに顔を覗き込む。
「私言いましたよね、嘘つきは嫌いって」
立ち上がり部屋から出ようとする。
「佑たん!!」
でもトッシーに腕を握られた。
もうやだ。
腕を振り払うと抱き締められた。
「行くなよ…」
泣きそうな声なのに副長。
「……はぁ…分かりましたよ」
その声に諦めるとさらに抱きしめられた。
「一個聞いて良いか?」
「はい?」





「なんでここに来たんだ?」






忘れていた。
本当の目的を、






「お誕生日おめでとうございます、十四郎さん」







えんど
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